キルアクロウ

『ストラタジェム;ニードレスリーフ』

巻ノ壱 キルアクロウ


 

「すべての迷える本読みのために」
江戸幕府最大の機密と言われる「禁書目録」を巡る果てなき死闘とその顛末。愛と青春。

失業したばかりの青年タツヤはひょんなことで貸本屋のカンダと出会う。カンダの紹介で恋川との運命の出会いを果たしたタツヤは、ついうっかり貸本屋になることに。そして江戸幕府最大の機密『禁書目録』と、その果てにある『太閤埋蔵金』を巡る熾烈な争いに巻き込まれていく。

タツヤがついにたどり着く平賀源内の仕掛けた謀略の正体とは。全4巻シリーズその「起」にあたる第1巻。


 

第1巻『Kill A Crow』あらすじ

時は平成。土用の丑の日のこと。日本橋本屋仲間の貸本屋、四六の神田漢二(カンダカンジ)は両国の駅階段で腰痛に襲われて動けなくなっていたところを、たったいま失職したばかりの書店アルバイト・三重田辰野(素人童貞)に助けられる。カンダはタツヤに一日10万円の高額アルバイトをしないかと持ち掛け貸本屋の仕事を手伝わせることに成功。ひとまずその日の7件の業務を予定通りこなすことができた。またその間、いくつかの商談が上手くいき貴重な情報を手にし、そしてついに幕府が発行したと思われる『禁書目録』を手に入れることができた。

カンダは禁書目録を松葉しずく(恋川)に渡し、文献の照合を依頼する。同じく本屋仲間の末広を鴬谷に迎えに来させ、タツヤには約束のギャラと何枚かの名刺を渡しその日は別れた。翌日、松葉しずくから連絡があり、荷物持ちのバイトが見つかったから連れて行くと言われたので貸本屋組合の事務所で待っているとしずくに連れられて昨日手伝わせたタツヤがまた現れたのだった。

一方、寛政の改革では松平定信の手によって、未曾有の言論弾圧が行われようとしていた。
平賀源内が残した秘策とは一体なんなのか。山東京伝と女郎菊園とのロマンスも目が離せない。


各プラットフォームにて発売中(200円+税ぐらい)

Kindle楽天Koboコンテン堂BCCKSBOOK☆WALKERiBooksKinoppyBookLiveReaderStoreブックパスhonto